カミヤツデ

ウコギ科 カミヤツデ属

学名

Tetrapanax papyrifer
別名 ツウソウ(通草)、ツウダツボク(通脱木)
原産地 台湾、中国南部
性状 ヤツデの葉に似ているが、薄い膜質で6~9月に中裂する。葉の裏面には白色綿毛がある。花は晩秋に枝の先に出て、球状の散形花序に多数の帯黄緑白色の花が付き、それらがさらに円錐状に集まって複合花序をつくる。3,4年生の幹からとれる髄を丸通草といい、コルク、包装材、敷物に利用する。これを圧搾したものが通草紙で、造花の材料や短冊などに使う。
栽培 日本南部の暖地では、観賞用として庭に植える。成長が早く、雄大な草姿が目をひき、花も見事である。日当りがよく、湿潤な土壌が良い。関東以南では冬期に地上部が枯れるが、地下部を保護すれば毎年萌芽して夏期までには十分大きくなる。増殖は実生、株分けによる。


カミヤツデ10号鉢

カミヤツデの葉

郡植状態

大葉は直径70cmにもなる