【宮崎モンキーバナナの育て方のワンポイント】

比較的寒さには強く、冬の最低気温がマイナス３度位の宮崎市で庭に植栽しております。もちろん冬場は、地上部は茶色く枯れたようになりますが、夏の初めには立派に背丈以上に、夏の終わり頃には3～4ｍ位に成長し、２～３年すると実も着けます。

モンキーバナナは、サンジャクバナナの数倍の成長速度があるみたいです。植木鉢のまま育てられる場合は、霜に弱いので、１１月中旬には室内に入れた方が安全です。地上部が枯れた時は、地上部２０センチ位から偽茎を思い切って切って、その残した偽茎をコモ等で防寒して下さい。又、地面も引きワラ等でマルチングすると地温が少しでも高くなり有効です。本当の茎は地中に有ります。地上部は実は全部葉です。

モンキーバナナは、高温多湿の気候を好みます。気温が２０度以上、月間降雨量１００ｍｍ以上が、もっとも生育に良い気候条件です。気温が１０度位になると生育は止まります。１３度以上位で生育伸長するみたいです。低温期（最低気温が１０度以下になる時期）は、肥料と水を余りやらないことが大切です。やりすぎると根ぐされがおこりやすくなります。

高温期（最低気温が２０度以上になる時期）は、肥料と水は、充分遣って下さい。肥料は、窒素（Ｎ）とカリウム（Ｋ）の割合が大目の配合肥料が良いでしょう。窒素（Ｎ）は葉の成長に欠かせませんし、カリウム（Ｋ）は、耐寒性を増します。