【ロベレニーフェニックス（シンノウヤシ）の育て方のポイント】

＊耐寒性・置き場所等　
比較的寒さに強く、マイナス１～２℃位なら野外で越冬します。又、葉や幹をコモ巻き等防寒すればマイナス４～５℃位にも耐えるようです。生育適温は１５～３０℃位です。強い光を好みますが、耐陰性は強いので、室内のどこに置いても育てらるます。鉢植えの場合は、霜に弱いので、１１月中旬には室内に入れた方が安全です。

＊水遣り・肥料等
鉢物の水遣りは、生育期の５月～９月頃では、鉢土表面が乾いてきたら鉢底から出るくらいたっぷりと与え、秋の最低気温が20度を下回ってきたら徐々に水やり回数を減らし、冬期は、水遣りはやや控えめにし、少し乾燥気味に管理します。鉢土表面が白っぽく乾いて２～３日してから、鉢土に水を与えます。真冬の水の与え過ぎは根腐れの原因になるので特に注意して下さい。又、冬は暖房等で空気が乾燥気味です。空気が乾燥すると、葉の水分が奪われる事がありますので、時々葉に水を霧吹きしてやると良いでしょう。又、霧吹き用の水は、少し温めが良いでしょう。
肥料は、生育期（５～９月頃）に、油粕や緩効性の化学肥料等を少量与えて下さい。
多肥に強い観葉植物ですが、肥料の与え過ぎも、根腐れの原因になりますので、注意して下さい。

＊病害虫・殖やし方等
病害虫につきましても、あまり神経質になる必要はありません。稀に、春から秋にかけてカイガラムシ、アブラムシ等が発生する事がありますが、その時は、見つけ次第捕殺するか、薬剤を散布しましょう。実生で殖やします。

フェニックスロベレニーは、全体としては、かなり育てやすく、インテリア性も高いので、昔から非常に人気の高いヤシです。又最近は洋風庭園樹木として、かなり人気が出てきております。

＊庭園用の場合は、弊社の生産品のように寒さ（マイナス１℃）に順化させたシンノウヤシが、特にお役に立てるかと自負しております。